Articles動画・コラム

関連書籍紹介

2022年01月14日

正倉院宝物をよく知り、正倉院展をさらに楽しむために。お勧めの関連書籍をご紹介します。

『正倉院 歴史と宝物』杉本一樹著(2008年 中央公論新社)

2201_image_book1.jpg

8世紀半ばに創建された正倉院は、当時の宝物を今に伝える世界でも稀有な存在です。聖武天皇ゆかりの品が目を惹きますが、東大寺に関係する品や文書も多く含まれ、内容は多岐にわたります。

著者の杉本一樹・前宮内庁正倉院事務所長は1957年東京生まれ。1983年に宮内庁正倉院事務所に入所、保存課長などを経て2008年から2017年まで所長を務め、長年にわたり宝物に接しました。専門は日本古代史で、正倉院に伝わる文書の研究の第一人者として知られています。

本書では、宝物の献納や出用、御覧の記録を紐解きながら、時の朝廷や権力者の姿を浮かび上がらせると同時に、収蔵品の保存に力を尽くしてきた多くの人々の姿を描き、1200年以上にわたって宝物を守り続ける正倉院の歴史をたどります。正倉院の生まれた背景や宝物の成り立ち、宝物の調査・研究、保存について、平易な語り口で記述されており、正倉院の入門書として最適です。

2201_image_book2.jpg

<目次>
第1章 正倉院とは何か?
第2章 宝物奉献をめぐって―献物帳の世界
第3章 宝物の保管と利用―「曝涼帳」の時代
第4章 帳外品の由来について
第5章 宝庫・宝物の一千年―平安~江戸末期
第6章 近現代の正倉院

※電子書籍化もされています。

タグ一覧