
トップ >第78回正倉院展
観覧には原則、事前予約制の「日時指定券」が必要です。日時指定券の購入方法の詳細はこちら。
会期 |
令和8年(2026)10月24日(土)~11月9日(月) ※会期中無休 |
会場 |
〒630-8213 |
開館時間 |
午前8時~午後6時
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料金 |
小中生:500円(レイト割は無料) 一般・高大生などほかの料金詳細はこちら
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主催 |
奈良国立博物館 |
特別協力 |
読売新聞社 |
正倉院展は、太平洋戦争が終わった翌年の昭和21年(1946年)に初めて奈良で開かれ、33件の宝物が出展されました。校倉造りで知られる正倉院正倉で約1300年もの間、守り伝えられてきた宝物のきらめきが、敗戦でうちひしがれた人々を勇気づけたといわれています。以来、古都・奈良の秋を彩る恒例行事となり、国内外の多くのファンを魅了してきました。
今年も、国際色豊かな工芸品を中心に60件の宝物が公開されます。奈良時代、聖武天皇が身近に置いた、漆塗りのペルシア風水差しや、鳥の文様を表した色鮮やかな碁石は、当時の宮廷の様子を物語るものです。そのほか、朝鮮半島から伝えられた仮面劇「伎楽」で使われた西アジアの王様のお面や、「虹龍」の名前で伝わったテンのミイラなど、多彩な品々がそろいます。第1回の展覧会が開かれてから80年を迎える今年の正倉院展。ぜひ、実物を見に行ってみませんか。
このサイトでは、今回出展される60件の宝物の中から6件を紹介します。
- ☆宝物の写真をクリックすると解説と写真が表示されます。

漆胡瓶(北倉)
聖武天皇ゆかりの品として伝わったペルシア風の形の水差しです。鳥の頭の形をしたふたが付いています。漆塗りの表面は、シカや鳥、険しい山や草花などの細かな文様で飾られています。文様には銀が使われています。今の銀の色は黒ずんでいますが、かつては白銀色に輝く華やかな姿をしていたことでしょう。
文様の表現技法は、中国・唐の時代に流行したもので、この水差しは、唐で作られたようです。都の長安は国際都市で、当時、多くのペルシア人が住んでいました。東西の文化の交流を物語る宝物です。
高さ41.3cm 胴の直径18.9cm
紅牙撥鏤碁子(北倉)
象の牙を赤く染めて作られた碁石です。象牙を染めた後、表面を彫って牙の白い色を出し、文様を表す撥鏤という技が使われています。この技によって、花をくわえて飛ぶかわいらしい鳥の文様が表されています。ところどころに緑や黄色を挿して、アクセントを加えています。今回の正倉院展には、「紅牙撥鏤碁子」と、紺色の「紺牙撥鏤碁子」がそれぞれ10枚展示されます。
聖武天皇の愛用品として伝わっており、宮廷での遊びの文化をうかがうことができます。
直径1.5~1.7cm 厚さ0.7~0.8cm

伎楽面 酔胡王(南倉)
伎楽は、仮面をつけて、音楽にあわせて演じられました。612年、伎楽を中国で学んだという朝鮮半島の百済人が、日本に来て教えたという記録があります。東大寺の大仏開眼のお祝いでも演じられました。
このお面は、軽めの木材であるキリで作られています。お酒で酔っぱらった西アジアの王様を表したもので、大きな目に高い鼻が目立ちます。その特徴的な顔立ちは人々にインパクトを与えたことでしょう。
縦39.2cm 横18.8cm 奥行き24.9cm
金銅幡(南倉)
幡は、仏教の信仰のために使われる大事な飾りです。仏さまの前で、お堂の柱などにかけて用いられます。本来は布製のものですが、この宝物は、銅を金メッキした金銅製です。草花や鳥などの文様が透かし彫りされているだけでなく、鈴も付いています。1メートル70センチという大きさで、空間を華やかに飾り、風で鈴が揺れると、美しい音色を響かせたことでしょう。
長さ170cm 身の幅15.5cm

虹龍(南倉)
室町時代の将軍・足利義教が、正倉院を訪れたときの記録に、「龍の日干」を見たと書かれています。この龍があるために、宝庫を開けるときには毎回雨が降るという言い伝えがあり、その時も雨が降ってきたと伝えています。この龍に当たると考えられているのが「虹龍」です。
「虹龍」の名前で伝わっていますが、実体は、イタチに似た動物・テンのミイラです。テンは古くから日本にいますが、どのようないきさつで正倉院に伝えられたのかはわかっていません。
長さ23.0cm

白瑠璃瓶(中倉)
下ぶくれの胴に、大きな取っ手がついた、ペルシア風の形をした水差しです。古代、中東もしくは西アジアのガラス工房で作られたと考えられています。淡い緑色を帯びた透明なガラスで、風化も、ひび割れもありません。正倉院が、長い歴史のなかで宝物を大事に守り伝えてきたおかげで、はるか昔のガラスが美しい状態のまま残され、今日のわたくしたちが目にすることができるのです。
胴の直径14.0cm 高さ27.2cm 重さ634g









