Featured Treasures主な出陳宝物

青斑石鼈合子(せいはんせきのべつごうす) (スッポン形のふたもの) 1合

出陳年 2023年
倉名・番号 中倉50
寸法 長15.0cm 高3.5cm
解説 鼈(べつ)(スッポン)の形をした合子(ごうす)。蛇紋岩(じゃもんがん)製で鼈の形を彫り出して蓋として、腹の部分に八稜形(はちりょうがた)の皿が収まるようになっている。鼈の両眼は深紅色の琥珀(こはく)をはめ込んでいる。突き出た口先や爪の長い四肢、柔らかみのある甲羅の表現は写実的で、動物彫刻としても優れている。甲羅には、北斗七星を反転した形が金と銀で描かれている。鼈のような亀類や北斗七星は古来より神聖視されることから、仙薬(せんやく)を入れる容器だったとする説もある。