Featured Treasures主な出陳宝物

平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう) (螺鈿飾りの鏡) 1面

出陳年 2023年
倉名・番号 南倉70
寸法 径39.3cm 縁厚0.9cm 重5410g
解説 背面を螺鈿(貝殻片で文様を表す装飾技法)によって華やかに飾った大型の銅鏡。ヤコウガイと琥珀(こはく)で花文様を表し、地の部分は細かく砕いたトルコ石を散りばめるなど、大変豪華なつくりである。正倉院には螺鈿飾りの鏡が北倉・南倉合わせて9面伝わるが、本鏡はその中でも大型で、デザイン性も高い優品。唐(中国)製と推定され、各地の珍しい材を用い、高度な技術を尽くして仕上げられた、歴史上最高峰の鏡の一つ。