Featured Treasures主な出陳宝物

正倉院古文書正集 第七巻
〔少僧都良弁牒、法師道鏡牒ほか〕(しょうそういんこもんじょせいしゅう だいななかん〔しょうそうずろうべんちょう、ほうしどうきょうちょうほか〕) (良弁や道鏡らにまつわる文書) 1巻

出陳年 2023年
倉名・番号 中倉15
解説 9通の文書を継いで1巻としたもので、東大寺初代別当(べっとう)となった良弁(ろうべん)(689~773)が署名する文書や、道鏡(どうきょう)(?~772)の自筆文書が含まれる。良弁の署名は堂々とした筆運びに風格が感じられる。道鏡は称徳(しょうとく)天皇に重用された僧侶で、法王(ほうおう)という史上例のない高い地位を与えられ、天皇の仏教政策を推し進めた。写経事業に関する命令を自筆の文書で伝えており、力強い筆跡が目を引く。