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新しい観光特急「あをによし」で奈良へ 正倉院ゆかりの地を巡る

2022年05月02日

奈良への旅は 正倉院文様をあしらった特急で

220429_aoniyoshi_01.jpg奈良へ行くなら、429日にデビューした近鉄の観光特急「あをによし」がピッタリ。車両の外装から内装まで、正倉院宝物をモチーフにした天平文様のデザインが施され、乗った瞬間から歴史・文化を感じることができる観光特急です。

「あをによし」とは、古都奈良にかかる枕詞で、奈良の都の美しさをイメージして名付けられました。

座席は2名用のツインシートと3~4名用のサロンシートの2種類があります。特に2列の座席配置のツインシートは、近鉄初のレイアウトで、座席シートは家具メーカーが手掛けた特注デザイン。従来のシートのイメージを覆すおしゃれな装いで、快適な座り心地を実現しました。一方、グループに最適なサロンシートは、ホテルのラウンジのような高級感。通路と座席がパーテーションで区切られ、半個室のようなプライベート空間で過ごせます。最上級のくつろぎのなか、一路奈良へ。

奈良時代に思いを馳せ 正倉院ゆかりの地へ

途中、奈良の都だった平城宮跡を横切ります。進行方向左側の座席に座ると、天皇が国の重要な儀式を行った大極殿や、今年春に復原された大極門(南門)が見えてきます。聖武天皇と光明皇后が花開かせた天平文化に思いを馳せながら、近鉄奈良駅に到着。

駅からは、終戦後すぐの昭和21年から正倉院展が開催されてきた奈良国立博物館へと向かいます。同館は、明治27年(1894)に完成した、日本で2番目に古い国立の博物館。主に特別展が行われる「東新館」「西新館」のほか、国内で唯一、仏像に特化した展示館「なら仏像館」を有します。国宝・重要文化財を含む100体以上の仏像を鑑賞できるとあって、仏像ファンの聖地になっています。

仏像鑑賞後は、聖武天皇が創建した東大寺へ。自然災害や疫病の流行により国家の安寧を願って造立された本尊の盧舎那仏(大仏)に祈りましょう。

聖武天皇崩御後、光明皇后が大仏に奉献した天皇の御遺愛品などの宝物は、1000年以上にわたり東大寺の正倉に収蔵・保存され、朝廷の監督のもと管理されてきました。

正倉とは、奈良・平安時代の中央・地方の官庁や大寺におかれた重要物品を納める倉庫のことで、正倉が幾棟も集まっている一帯が正倉院と呼ばれました。各地に置かれた正倉は、歳月の経過とともになくなり、東大寺正倉院内の正倉一棟だけが往時のまま、今日まで残りました。これが今に残る正倉院宝庫です。

その正倉院宝庫は、大仏殿から北へ徒歩7分ほどの場所にあり、現在は宮内庁が管理しています。高床式校倉造の外構は教科書でもおなじみで、国宝であり、世界遺産にも登録されています。平日の10時から15時まで外構を見学できるので、時間を合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょう。

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帰りは、近鉄奈良駅近くにあるクラフトビールレストラン「YAMATO Craft Beer Table」へ寄り道。店内に併設の醸造所「大和醸造」でつくられる奈良産のクラフトビールと自慢の肉料理が味わえます。

お腹も心も満たされ、観光特急「あをによし」でゆったり帰路へ。さっき見た正倉院の校倉造をモチーフにデザインした販売カウンターでは、オリジナルスイーツやグッズを買うことができます。

正倉院文様のデザインが散りばめられた上質な列車で、歴史と文化に触れる奈良旅へ。ぜひ「あをによし」に乗って奈良を訪れてください。

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