Featured Treasures主な出陳宝物
鉄三鈷(南倉)(てつのさんこ) (古密教の法具) 1口
出陳年 | 2022年 |
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倉名・番号 | 南倉53 |
寸法 | 長28.8cm 幅11.3cm 重336.2g |
解説 | 鉄製鍛造の仏具。把(つか)の両端に銛(もり)形をあらわし、三本の鈷を有することから、三鈷杵(さんこしょ)であるとわかる。中鈷・脇鈷ともに鋭い逆刺(さかし)をあらわし、さらに中鈷には把との間に節を付けるなど、古代インドの武器を源流とする金剛杵(こんごうしょ)の性格が強くあらわれている。このような形の三鈷杵は、空海による密教請来以前の古密教(雑密(ぞうみつ))の儀礼で用いられたと考えられる。本品には収納箱(素木三鈷箱(しらきさんこのはこ)・南倉53)が付属しており、本展には収納箱も合わせて出陳される。 |