Featured Treasures主な出陳宝物

漆六角厨子残欠(中倉)(うるしろっかくのずしざんけつ) (厨子の部材) [残欠]一括

出陳年 2023年
倉名・番号 中倉202
寸法 現存部の復元高155cm 屋根復元幅220cm 框幅164cm 柱高131cm
解説 厨子は仏像や経典などを安置するための扉付きの仏具で、本品は奈良時代に製作された厨子の部材が伝わったもの。今回出陳される漆金銀絵仏龕扉(うるしきんぎんえのぶつがんのとびら)[出陳番号26]と本来は一連の部材であり、平面が長六角形で、屋根が付いた形の厨子を構成していた。正倉院事務所による最新の研究成果によって、屋根や軒の形状の特徴が明らかになるなど、厨子の当初の姿が一層明瞭な形で復元された。遺例の乏しい奈良時代の厨子の形態を知る上で、注目される品である。