Featured Treasures主な出陳宝物
楓蘇芳染螺鈿槽琵琶(南倉)(かえですおうぞめらでんのそうのびわ) (螺鈿飾りの四絃琵琶) 1面
出陳年 | 2023年 |
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倉名・番号 | 南倉101 |
寸法 | 全長97.0cm 最大幅40.5cm |
解説 | 美しく装飾された琵琶で、「東大寺」との刻銘がある。槽(背面)はカエデ材を蘇芳色(暗い紫色)に染め、白色の貝や玳瑁(たいまい)を切り抜いて嵌め込み、宝相華や鳥、雲の文様を表して飾る。撥(ばち)で絃(げん)を弾く部分には動物の皮が貼られ、白色を塗り込めた上で絵画が描かれる。図柄は、奥行きある風景の前方に、白象の上で奏楽し舞踊する胡人を表すもので、盛唐期絵画表現を示す伝世品として高く評価される。 |