Featured Treasures主な出陳宝物

新羅琴 附 琴柱(北倉)(しらぎごと つけたり ことじ) (朝鮮半島由来の絃楽器) 1張

出陳年 2024年
倉名・番号 北倉35
寸法 全長158.2cm 幅(槽上方)30.0cm 羊耳型幅38.0cm
解説

新羅琴は、中国の筝(そう)を模して朝鮮半島で発達した十二絃(げん)の楽器で、わが国では新羅(しらぎ)から渡来した音楽である新羅楽(しらぎがく)に用いられた。本品は、『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』に記載される「金鏤新羅琴(きんるのしらぎごと)2張が弘仁14年(823)に正倉院から出蔵された折に、それらに替えて納められた新羅琴2張のうちの1張にあたる。羊耳型の特徴的な緒留(おど)めが付き、槽(そう)(胴部)の表面には金箔を細く切った截金(きりかね)で、輪形の草花文の中に配される鳳凰(ほうおう)などを精緻に表している。