Featured Treasures主な出陳宝物
鹿草木夾纈屛風(北倉)(しかくさききょうけちのびょうぶ) (板じめ染めの屛風)1扇
出陳年 | 2024年 |
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倉名・番号 | 北倉44 |
寸法 | 長149.5cm 幅56.5cm 本地長125.1cm 幅49.5cm |
解説 | 『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』に記載される17組の「驎鹿草木夾纈屛風(りんろくくさききょうけちのびょうぶ)」の一部にあたるもの。夾纈(きょうけち)とは、図柄を彫り出した板で裂(きれ)を挟んで防染し、複数の色を使って染める技法のこと。本品は二つ折りの裂を挟み左右対称の文様を染め出している。大きな樹木のもとで草花をはさんで向かい合う2頭の鹿を表し、周りには鳥や草花を配する。樹の下に対の動物を表す文様は西アジアに起源があり、国際色豊かな正倉院宝物の一面がうかがえる。 |