Featured Treasures主な出陳宝物
紫地鳳形錦御軾(北倉)(むらさきじおおとりがたにしきのおんしょく) (錦張りの肘おき)1枚
出陳年 | 2024年 |
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倉名・番号 | 北倉47 |
寸法 | 高20cm 長79cm 幅25cm |
解説 | 『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』記載の豪華な肘おき。マコモとみられる植物素材を束ねて畳表で巻き、真綿を詰めて麻布で包んだ後、表に錦を張っている。体を預けるのに適した固さを考慮した構造と言えるだろう。錦には葡萄唐草(ぶどうからくさ)の円文で取り囲まれた鳳凰(ほうおう)が織り表わされ、胸を張り両の翼を広げた姿は実に堂々としている。西アジア由来の動物円文を唐代美術の様式によって昇華させた見事な文様構成であり、聖武天皇(しょうむてんのう)の持ち物に相応しく格調高い。 |