Featured Treasures主な出陳宝物
平螺鈿背円鏡 附 題箋(へいらでんはいのえんきょう つけたり だいせん) (北倉)1面(螺鈿飾りの鏡)
前回出陳年 | 2013年 |
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倉名・番号 | 北倉42 |
寸法 | 径 27.2cm 縁厚 0.8cm 重 2473.6g |
解説 | 『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』に記載された、聖武天皇(しょうむてんのう)ゆかりの鏡20面のうちの1面。鏡の背面は南海に産するヤコウガイの貝片を用いた螺鈿(らでん)で華やかな文様が表され、地の部分にはトルコ石やラピスラズリの小片が埋め込まれている。分析の結果、鏡胎が中国・唐(とう)代の銅鏡の標準的な化学組成と一致したことから、シルクロードの各地で産出された素材を用いて中国で製作され、日本にもたらされたと考えられる。 |