Featured Treasures主な出陳宝物

鳥毛篆書屏風(とりげてんしょのびょうぶ) (北倉)6扇(鳥毛の文字屏風)

前回出陳年 第1・2扇:2019年(東京国立博物館)、2006年
第3・4扇:2015年(九州国立博物館)、2003年
第5扇:2009年(東京国立博物館)、1991年
第6扇:2009年(東京国立博物館)、1968年
倉名・番号 北倉44
寸法 第1扇:長149.0cm 幅 56.5cm 第2扇:長 149.3cm 幅 56.8cm
第3扇:長149.2cm 幅 56.6cm 第4扇:長 149.0cm 幅 56.3cm
第5扇:長149.0cm 幅 56.5cm 第6扇:長 149.0cm 幅 56.5cm
解説

『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』に記載される六曲屏風。各扇には草花や飛鳥などの地文様の上に、八文字の篆書(てんしょ)と同字の楷書(かいしょ)を交互に表す。紙の地には吹絵(ふきえ)の技法で文様と楷書部分を白抜きにして表し、楷書部分には地色と異なる色で吹き付けと点描を施す。篆書部分にはニホンキジなどの羽毛を貼り付け、金箔の小片を散らす。屏風は部屋の間仕切りなどに用いるもので、本品は君主にとっての戒めの格言を表すことから聖武天皇(しょうむてんのう)の身近に置かれるにふさわしい調度といえる。