Featured Treasures主な出陳宝物
瑠璃坏 附 受座(るりのつき つけたり うけざ) (中倉)1口(ガラス製のさかずき)
前回出陳年 | 2012年 |
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倉名・番号 | 中倉70 |
寸法 | 口径8.6cm 高11.2cm 重262.5g |
解説 | 気品ある美しさをたたえた紺色のガラス器。表面に円環を貼りめぐらせた坏身を高脚が支える意匠は異国情緒にあふれ、本品がはるか西方で作られたガラス器であることを物語る。一方、坏身の下方に取り付けられた銀製の台脚は、裾に龍のような文様が表されることから、東アジア圏において付け加えられたものとみられる。西方産のガラス器がはるばるシルクロードを経て東アジアにもたらされ、珍重されたことをうかがわせる。この種のガラス器の中でも、姿・技法ともに最高水準を示す逸品である。 |