Featured Treasures主な出陳宝物
黄熟香(おうじゅくこう) (中倉)1材(香木)
前回出陳年 | 2019年 (東京国立博物館)、2011年 |
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倉名・番号 | 中倉135 |
寸法 | 長 156.0cm 重11.6kg |
解説 | ジンチョウゲ科の樹木に樹脂が沈着してできた香木。「蘭奢待(らんじゃたい)」(文字に「東大寺」の三文字を隠した雅号)とも呼ばれ、名香として名高い。分析の結果、ベトナムからラオスにかけての山岳地帯で産出されたものと成分が近いとされる。多数の切り取られた痕跡があり、うち3か所には足利義政(あしかがよしまさ)や織田信長(おだのぶなが)、明治天皇(めいじてんのう)が切り取った旨を示す紙箋(しせん)が付属する。近年の調査によると香気成分は残存しており、現在も香りを留めているという。 |