Featured Treasures主な出陳宝物

紅牙撥鏤碁子(こうげばちるのきし) <染め象牙の碁石> 132枚のうち10枚 北倉

前回出陳年 2019年(東京国立博物館)、2005年
倉名・番号 北倉25
寸法 径1.5~1.7cn 厚0.7~0.8cm
解説

花喰鳥(はなくいどり)を表した象牙(ぞうげ)製の碁石。撥鏤とは象牙を染めた後、表面を彫ることで白い地を出して文様を表す技法。本品は成形した象牙を赤色に染め、ヤツガシラとみられる鳥文を彫り出し、文様の一部に緑色と黄色をさして彩りを添えた可憐(かれん)な逸品。現在宝庫には、紅牙撥鏤碁子132枚、紺牙撥鏤碁子(こんげばちるのきし)120枚が伝わっており、本展では紺牙撥鏤碁子も10枚が展示される。聖武天皇(しょうむてんのう)の四十九日に際して東大寺大仏に献納された宝物であることが『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』に記載される。