Featured Treasures主な出陳宝物

漆胡瓶(しっこへい) <ペルシア風の水差し> 1口 北倉

前回出陳年 2019年(東京国立博物館)、2016年
倉名・番号 北倉43
寸法 高41.3cm 胴径18.9cm
解説

西アジアに由来する把手(とって)付きの水差しを胡瓶という。本作は黒漆地(くろうるしじ)に草花のほか、シカやオシドリ、山岳などの文様の形に切った銀の薄板を貼り、華やかに装飾されている。これらの文様には唐代に流行した技法が用いられているため、本品は唐からの舶載品である可能性が高い。エックス線撮影により本体は木の薄板を巻き上げ、もしくは輪積みしたうえで漆を塗っていることが判明している。『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』に記載されており、聖武天皇(しょうむてんのう)のご遺愛品と考えられる。