Featured Treasures主な出陳宝物

梵網経(ぼんもうきょう) <戒律について説いた経巻> 1巻 中倉

前回出陳年 2014年
倉名・番号 中倉34
寸法 本紙縦21.0cm 全長1413.9cm 軸長24.5cm
解説

僧侶が守るべき決まり(戒〈かい〉)を説いた経典で、経文を格調高い筆致で記す。その書風は一般的な写経生(しゃきょうせい)と異なり、書の名手によるものと見られる。日本では鑑真和上(がんじんわじょう)の来朝後に梵網経の書写が多く行われており、この教えに基づき、聖武天皇(しょうむてんのう)も大乗菩薩戒(だいじょうぼさつかい)を受戒(じゅかい)された。巻頭には紫の紙に金銀泥(きんぎんでい)によって花文や山水が描かれており、奈良時代の表紙・見返(みかえ)し絵(え)として極めて貴重である。また当初より一具とみられる檜金銀絵経筒(ひのききんぎんえのきょうづつ)(中倉34)も伝えられている。