Featured Treasures主な出陳宝物

密陀彩絵箱(みつださいえのはこ) <鳥獣文様の献物箱〈けんもつばこ〉> 1合 中倉

前回出陳年 2012年
倉名・番号 中倉143
寸法 縦30.0cm 横45.0cm 高21.4cm
解説

床脚(しょうきゃく)という脚部が付いた箱。黒漆塗(くろうるしぬ)りの地に白や橙色によって鳳凰や怪鳥、唐草文が躍動的に表現されている。これは顔料(がんりょう)の上から密陀僧(みつだそう)(一酸化鉛)を混ぜた油を塗ったもので密陀絵(みつだえ)と呼ばれる。これらの文様表現は高句麗古墳壁画(こうくりこふんへきが)や法隆寺の玉虫厨子(たまむしのずし)など、7世紀の美術作品に通じる古様さを見せる。蓋表に貼り紙があり、天平勝宝4年(752)に行われた東大寺の大仏開眼会(だいぶつかいげんえ)において、香を献納(けんのう)する際に使われたことがわかる。