Featured Treasures主な出陳宝物

鳥獣花背方鏡(ちょうじゅうかはいのほうきょう) <霊獣と葡萄文様の鏡> 1面 南倉

前回出陳年 2014年
倉名・番号 南倉70
寸法 辺長17.1cm 縁厚1.6cm 重1934.1g
解説

白銅鋳造製(はくどうちゅうぞうせい)の方形鏡。海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)と呼ばれるもので、方形のものは極めて珍しい。生命感溢れる文様構成や優れた鋳上(いあ)がりから、正倉院に伝わる白銅鏡のなかでも白眉とされる。文様は獅子形の鈕(ちゅう)(つまみ)を中心にして六頭の狻猊(さんげい)(獅子に似た霊獣)を配し、その外側の区画に鳥・蝶・蜂などを、鳥獣の間には流麗な曲線を描く葡萄唐草(ぶどうからくさ)を表し、外縁帯には忍冬唐草文(にんとうからくさもん)を時計回りにめぐらす。本品は蛍光エックス線分析により、唐からの舶載品であることが明らかとなっている。