Featured Treasures主な出陳宝物

金銅幡(こんどうのばん) <金銅製の旗> 1旒(りゅう) 南倉

前回出陳年 1995年
倉名・番号 南倉156
寸法 長170cm 身幅15.5cm
解説

装飾性豊かな金銅製の幡。幡は本来織物製で、仏前を美しく荘厳するために仏堂内の柱などに懸けて用いる。本品は銅板を透彫りして鍍金(ときん)し、さらに表裏に線刻を施しており、文様は花唐草(はなからくさ)や亀甲文(きっこうもん)、含綬鳥(がんじゅちょう)など多様なモチーフを表す。幡頭(ばんとう)の左右や文様の隙間などには鈴や葉形の垂飾(すいしょく)がつき、風で揺らぐと鈴の音が美しく響いたことであろう。正倉院には同様の幡がほかに三旒伝わり、一具として用いられたと考えられる。